英検準2級プラスのライティングは、「英文要約」1問と「英作文」1問の合計2問です。準2級で出ていたEメール問題は出題されません。ここが準2級から受け継げない部分で、対策を変えないまま受験すると戸惑います。この記事では、2問それぞれの書き方と、筆記85分の使い方をまとめます。

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英検準2級プラスのライティングは要約と英作文の2問

英検公式サイトの「準2級プラスの試験内容」によると、ライティングの出題は英文要約が1問、英作文が1問で、どちらも記述式です。マークシートではなく、自分で英文を書いて答えます。

2問とも記述式ということは、部分点の取り方が合否を左右するということです。白紙で出すと0点ですが、短くても筋の通った英文を書けば点は入ります。まずは「必ず2問とも書き切る」ことを目標にしてください。

準2級との一番の違いはEメール問題がないこと

準2級のライティングは、Eメール問題と英作文の2問でした。準2級プラスでは、このEメール問題が英文要約に置きかわります。友だちへの返信を書く練習をいくら積んでも、要約の点数にはつながりません。

準2級のEメール問題の形式は、英検準2級ライティング対策の記事で確認できます。読み比べると、何が変わったのかがはっきりします。

要約問題は2級・準1級と同じ系統の問題

英文要約は、2024年度のリニューアルで2級と準1級に加わった新しい形式です。準2級プラスでも同じ系統の問題が出るため、ここで要約に慣れておくと、そのまま2級の対策になります。

2級の要約問題がどんなものかを先に見ておきたい方は、英検2級の要約問題の書き方が参考になります。準2級プラスはその一段やさしい版だと考えると、心理的な負担が軽くなります。

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筆記85分をどう配分するか

英検公式サイトによると、準2級プラスの一次試験は筆記(リーディング・ライティング)が85分、リスニングが約25分です。この85分の中に、リーディング31問とライティング2問がすべて入ります。筆記のあとに続くリスニングの出題形式は、英検準2級プラスのリスニング対策の記事にまとめてあります。

リーディングの内訳は、短文の語句空所補充が17問、長文の語句空所補充が6問、長文の内容一致選択が8問です。読む量が多いため、油断するとライティングに時間を残せません。

ライティングに35分は確保する

おすすめは、リーディングに45分、ライティングに35分、見直しに5分という配分です。要約に15分、英作文に20分と考えると、それぞれ落ち着いて書けます。

解く順番を変えるのも有効です。ライティングを先に片づけてからリーディングに戻る受験者もいます。どちらが合うかは、過去問や予想問題で時計を見ながら試して決めてください。

試験全体の時間割や二次試験の日程は、英検準2級プラスの日程と試験時間の記事にまとめてあります。

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英文要約の書き方を4ステップで

要約は、ひらめきではなく手順で書けます。英検協会が公開している要約問題の解説資料でも、論理構造をつかむことと自分の言葉に言い換えることが重視されています。次の4ステップで進めてください。

ステップ1 段落ごとに「言いたいこと」を1文で書く

英文を読みながら、段落の横に日本語で要点をメモします。1段落につき1文だけです。3段落の文章なら、日本語のメモが3つ並びます。

この時点で全体の骨組みが見えます。細かい例や数字は要約に入れないので、メモの段階で切り捨ててかまいません。

ステップ2 つなぎ言葉に印をつける

however や on the other hand といったつなぎ言葉は、論理の曲がり角です。because や as a result も同じ働きをします。ここを見落とすと、賛成の意見を反対として要約してしまいます。

英検協会の解説資料でも、接続語句を見落とさずに論理構造をつかむことが挙げられています。読みながら丸で囲む習慣をつけてください。

ステップ3 自分の言葉に言い換える

本文の英語をそのまま写すのは要約ではありません。内容を理解したうえで、別の語や構文に置きかえることが求められます。

難しい言い換えは必要ありません。buy things on the internet を shop online にする程度で十分です。good points を advantages と書き直すのも立派な言い換えです。

ステップ4 指示された語数の範囲に収める

要約の語数の目安は、試験当日の問題冊子に指示があります。この指示を外れると減点の対象になるため、書き終えたら必ず数えてください。

語数の案内は回や形式によって変わることがあります。英検公式サイトのサンプル問題で、最新の指示を確認しておくと安心です。

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要約でやってはいけない3つのこと

英検協会の解説資料が挙げている注意点は、裏を返せば「やってはいけないこと」のリストです。次の3つを避けるだけで、点数は安定します。

  • 自分の意見を書くこと。
  • 本文の英語をそのまま写すこと。
  • 語数の指示を無視すること。

とくに多いのが1つ目です。英作文のくせで、つい「私はこう思う」と書き足してしまいます。要約は筆者の主張を伝える問題だと、書き始める前に自分に言い聞かせてください。

2つ目と3つ目も採点に直結します。言い換えができているかは必ず見られますし、語数が指示の範囲を外れると評価は下がります。

要約は独学だと自分の答案の良し悪しが判断しにくい分野です。書いた英文を見てもらう機会がないときは、英検に特化したマンツーマン指導で添削を受ける手もあります。遠回りに見えて近道です。

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英作文は「型」を決めてから書く

もう1問の英作文は、与えられた質問に対して自分の意見と理由を書く問題です。要約と違って、ここでは自分の考えをはっきり述べることが求められます。

本番で迷わないよう、書く順番を先に決めておきます。順番が決まっていれば、残りは内容を埋める作業になります。

4つのまとまりで組み立てる

  • はじめに意見を示します。
  • First, ~ で理由を1つ書きます。
  • Second, ~ で理由をもう1つ書きます。
  • For these reasons, ~ でまとめます。

意見は I think (that) ~ で始めると、立場がはっきり伝わります。この4つを埋めれば、構成の面で大きく崩れることはありません。

まとめの文は、最初の意見とほぼ同じ内容を別の表現で書けば十分です。新しい話題をここで足す必要はありません。

理由は「本当の気持ち」でなくてよい

採点されるのは英語であって、意見の正しさではありません。英語で書きやすいほうの立場を選ぶのが得策です。

理由が1つしか浮かばないときは、その理由を具体例で1文ふくらませる手もあります。ただし、理由が2つ書けるほうが構成として安定します。

お金・時間・健康・友だち関係・勉強といった身近なテーマは、多くの質問に使い回せます。使える理由のストックを5つほど英語で用意しておくと、本番で手が止まりません。

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減点されやすいミスを知っておく

難しい単語を使うより、間違いのない文を並べるほうが点になります。中学レベルの文法でも、正確なら評価されます。

よくあるミスは、三人称単数のsの抜け、時制の不一致、名詞の単数と複数の混同です。どれも見直しの5分で拾えるものばかりです。

もう1つ多いのが、質問に答えていない答案です。質問文の語句をそのまま使って書き出すと、ずれを防げます。書き終えたら質問文をもう一度読み、答えになっているかを確かめてください。

なお、採点の観点は英検公式サイトで級ごとに案内されています。受験前に最新の案内を確認しておくと、どこを見られているかがはっきりします。

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合格点から逆算したライティングの目標

準2級プラスの一次試験は、リーディング・ライティング・リスニングの3技能で合否が決まります。ライティングは3分の1を占める技能で、ここを捨てると合格は現実的ではありません。

合格基準スコアや技能ごとの満点は、英検準2級プラスの合格点の記事で数字を挙げて解説しています。自分が何点を目指すのかを先に決めてから対策を始めると、練習の密度が変わります。

リーディングやリスニングは伸びるまでに時間がかかりますが、ライティングは型を覚えた段階で点が動きやすい技能です。残り時間が少ない人ほど、ここから手をつける価値があります。

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ライティングを伸ばす練習の進め方

練習は、週に2本を時間を計って書くのが目安です。要約1本、英作文1本を週の前半と後半に分けると続けやすくなります。

書いたあとは必ず読み返します。三人称単数のs、時制、単数と複数の3点だけを確認する見直しでも、同じミスは確実に減っていきます。

一次試験に通れば、次は約7分の面接です。二次試験の流れは英検準2級プラスの二次試験の記事で確認できます。なお、準2級プラスが新設された経緯は英検準2級の変更点をまとめた記事でも触れています。

ライティングは、自分では正しいつもりでも伝わっていないことがある技能です。独学で行き詰まったら、完全オンラインのマンツーマン指導で答案を見てもらうと、自分では気づけない癖が短期間で見つかります。

英文要約と英作文の2問という形を知り、手順を決め、時間を計って書く。この3つを押さえれば、準2級プラスのライティングは十分に得点源になります。