「パス単を何周しても覚えられない」「電車の中で紙の単語帳を開くのは面倒」。英検準1級の単語学習で、こんな悩みを持つ人は多いと思います。スマホの単語アプリを使えば、スキマ時間に何度も単語に触れられます。

この記事では、Anki・でた単・モチタン・キクタン(音声アプリbooco)の4つについて、特徴と料金、英検準1級での使い方を整理します。結論から言うと、目的に合うアプリを1〜2個に絞り、毎日続けることがいちばん大切です。

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結論:英検準1級の単語アプリは目的で選ぶ

4つのアプリは、得意なことがそれぞれ違います。まずは違いを表で確認しましょう。料金は2026年9月時点の各ストア・公式サイトの表示です。

アプリ特徴料金(2026年9月時点)向いている人
Anki自分で作る単語カードを、間隔反復で自動的に復習PC版・Android版(AnkiDroid)は無料、iOS版(AnkiMobile)は有料自分専用の単語カードを育てたい人
英検準1級 でた単過去の語彙問題の出題データをもとに単語を整理App Store・Google Playとも1,000円出題頻度の高い語から覚えたい人
モチタン50秒の対戦や「冒険」で遊びながら覚える基本無料(一部機能は有料プラン)ゲーム感覚で続けたい人
booco(キクタン英検準1級の音声)アルクの書籍の音声を再生・リピート書籍音声は基本無料(有料プランあり)耳から覚えたい人

アプリの料金や機能は変わることがあります。ダウンロード前に、各ストアで最新の情報を確認してください。

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英検準1級の単語学習にアプリが向いている理由

アプリが向いている理由は、短い時間で何度も復習できるからです。英検準1級では、語彙問題だけでなく、長文・リスニング・ライティングのすべてで語彙力が問われます。

紙の単語帳との違い

紙の単語帳は、全体を見渡しやすいのが長所です。一方で、持ち歩きにくく、どの単語をいつ復習するかを自分で管理する必要があります。

アプリなら、苦手な単語を優先して出したり、発音を聞いたりする機能があります。復習のタイミングをアプリに任せられるのも大きな違いです。

スキマ時間を積み重ねられる

準1級で覚える単語は多く、まとまった時間だけで覚えようとすると続きにくくなります。1日5〜15分のスキマ時間を毎日積み重ねるのがアプリ学習の強みです。通学の電車や寝る前の数分でも、同じ単語に何度も触れることで記憶に残りやすくなります。

単語学習の進め方の全体像は、英検準1級の単語対策でも解説しています。

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Anki:自分だけの単語カードを間隔反復で回す

Ankiは、覚えたい内容を自分でカードにして使う暗記アプリです。自由度が高いぶん、使いこなせば準1級の弱点単語を効率よくつぶせます。

Ankiの特徴と料金

Ankiは「間隔反復」という仕組みで、忘れかけた頃にカードを出してくれるフラッシュカードアプリです。覚えたカードは出る間隔が長くなり、覚えていないカードは早めにまた出てきます。

公式サイトによると、PC版(Windows・Mac・Linux)とAndroid版の「AnkiDroid」は無料です。iOS版の「AnkiMobile」は有料で、売上はAnkiの開発にあてられています。無料の同期サービス「AnkiWeb」を使えば、PCとスマホでカードを共有できます。名前の似た別のアプリもあるため、Anki公式サイトから入手しましょう。

英検準1級での始め方

  1. PCかスマホにAnkiを入れ、AnkiWebのアカウントを作る。
  2. 単語帳や過去問で覚えられなかった単語を、表に英語・裏に意味と例文を書いてカードにする。
  3. 新しいカードは1日10〜20枚程度から始め、毎日の復習を優先する。

AnkiWebには、ほかの利用者が作った共有デッキもあります。ただし個人が作ったものなので、内容の正確さはまちまちです。使う場合は中身を確認し、自分で作ったカードと組み合わせるとよいでしょう。

使うときの注意点

Ankiは設定項目が多く、最初は戸惑う人もいます。最初は初期設定のまま、毎日続けることを優先しましょう。新しいカードを一度に増やしすぎると、復習が追いつかなくなって挫折の原因になります。

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でた単:過去問の出題データで優先順位をつける

「英検準1級 でた単」は、過去の語彙問題の出題データをもとに単語を整理したアプリです。検索では「出た単」と書かれることもあります。何から覚えればよいか迷う人に向いています。

でた単の特徴と料金

開発は個人の開発者で、2026年9月時点ではApp StoreとGoogle Playのどちらでも1,000円の有料アプリです。アプリの説明によると、語彙問題対策として選んだ単語・熟語を5,572語収録し、ステージ1〜5に分けています。

単語は品詞ごとにA・B・Cなどの範囲に分かれています。過去に正解として出た回数や、選択肢として出た回数が多い語がまとめられています。練習モード、15問のテスト、苦手な単語を登録できる単語帳、英単語の自動再生などの機能があります。

説明文には過去の試験での「的中」の実績も載っていますが、これは開発者自身による集計です。語彙問題以外の対策にはならない点も踏まえて使いましょう。

でた単の効果的な使い方

開発者は、品詞ごとのAの範囲から順に学ぶことをすすめています。試験まで時間がない場合は、まずAの範囲を確実にしましょう。

  • 品詞ごとのAの範囲を、練習とテストで繰り返す。
  • 間違えた単語は単語帳に登録し、まとめて復習する。
  • スキマ時間には自動再生で音も確認する。

語彙問題の解き方そのものは、英検準1級の空所補充問題の解き方も参考にしてください。

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モチタン:ゲーム感覚で毎日続ける

モチタンは、対戦や冒険などのゲーム要素で単語学習を続けやすくしたアプリです。「単語の勉強が続かない」という人に向いています。

モチタンの特徴

ストアの説明によると、全国のプレイヤーや友だちと50秒の単語クイズで対戦できます。「冒険」では、イメージや音声、例文から単語に触れながらクイズを進めます。

英検は5級から1級まで対応していて、単語力診断で今の力を確かめてからコースを選べます。音声の自動再生は0.5〜3.0倍の速さから選べ、画面を閉じても聞けます。基本無料で始められ、一部の機能には有料プランや利用回数の制限があります。

準1級での使い方

まず単語力診断で現在の語彙レベルを確認し、準1級のコースに進みます。2級レベルの単語に抜けがある場合は、先にそこを固めておくと準1級の単語も覚えやすくなります。

1語に長い時間をかけるより、短い時間でも毎日開いて同じ単語に何度も触れるほうが定着しやすいとされています。対戦で迷った単語は単語帳に入れ、あとで復習しましょう。

アプリで覚えた語彙を、ライティングや面接で使える形にするには、実際に使う練習も欠かせません。英検に特化したマンツーマン指導で、アウトプットの機会を増やすのも一つの方法です。

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キクタン英検準1級:音声アプリ「booco」で耳から覚える

キクタンは、アルクが出している「聞いて覚える」タイプの単語帳シリーズです。準1級版は、2025年12月に新装版が出ています。

boocoでできること

キクタンの音声は、アルクの語学学習アプリ「booco」で聞けます。boocoでは、キクタンシリーズなどアルクの書籍の音声を基本無料でダウンロードできます。再生スピードの調整や区間リピートもできます。

有料プランの「booco Plus」では、対応書籍の電子版やクイズが使えます。対応している書籍や機能は変わることがあるため、アプリ内で確認してください。

耳から覚えるコツ

キクタンの音声は、「ながら学習」に取り入れやすいのが強みです。画面を見られない移動中などに聞き流し、夜に書籍で意味と例文を確認すると、目と耳の両方から覚えられます。

  • 朝の準備中:その日に覚える範囲の音声を流す。
  • 移動中:イヤホンで音声を聞き、意味を思い出してみる。
  • 夜の復習:書籍で意味と例文を確認し、覚えていない語に印をつける。

発音やアクセントも一緒に覚えられるので、リスニングや面接の対策にもつながります。

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アプリの組み合わせ方と、アプリ以外に必要な対策

アプリは1つに縛る必要はありませんが、増やしすぎると管理が大変になります。まずは1〜2個に絞るのがおすすめです。

目的別の組み合わせ例

  • 出題頻度の高い語から覚えたい:でた単を軸に、覚えられない語だけAnkiでカードにする。
  • ゲーム感覚で続けたい:モチタンで毎日単語に触れ、キクタンの音声で発音を確認する。
  • 紙の単語帳と併用したい:手持ちの単語帳で覚えきれなかった語をAnkiに入れて復習する。

紙の単語帳を選ぶときは英検準1級の単語帳ランキングを、ほかのアプリも比べたいときは英検準1級の単語アプリおすすめランキングを参考にしてください。

単語アプリだけでは合格に足りない理由

英検準1級では、長文読解・リスニング・要約と意見論述のライティング・面接まで、4技能すべてが問われます。単語アプリは語彙の土台づくりには役立ちますが、それだけでは合格点に届きません。

単語学習を毎日の習慣にしつつ、英検公式サイトで公開されている過去問や問題集で、読解とライティングの練習も並行して進めましょう。

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まとめ:自分に合うアプリを1つ選んで今日から始めよう

Ankiは自分専用のカードで弱点をつぶしたい人、でた単は出題データで優先順位をつけたい人に向いています。モチタンはゲーム感覚で続けたい人、キクタンの音声(booco)は耳から覚えたい人におすすめです。

どのアプリも、毎日続けることで効果が出やすくなります。まずは1つを選び、1日5〜15分から始めてみてください。料金や機能は変わることがあるため、最新の情報は各ストアで確認しましょう。

単語を覚えたあとは、長文やライティング、面接で使える力に変えていくことが大切です。Jumpstart Englishでは、小学生から高校生を対象に、英検全級に対応した完全マンツーマンのオンラインレッスンを行っています。準1級の学習計画に迷ったときは、選択肢の一つとして検討してみてください。