「過去問を解いてみたけれど、結局何問正解すれば合格なの?」「時間が足りなくて、いつもライティングが最後まで終わらない」。英検準2級の受験を控えた人や保護者の方から、よく聞く悩みです。

先に結論をお伝えします。英検は正答数ではなく英検CSEスコアで合否が決まるため、「何問正解なら必ず合格」という決まった数字はありません。ただし、英検協会が示すデータから各技能6割程度がひとつの目安になります。

この記事では、スコアの仕組みと正答数の目安を整理したうえで、2026年度の試験形式に合わせた80分の時間配分と、時間内に解き切るコツを紹介します。

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英検準2級は何問正解で合格?目安は各技能6割程度

英検準2級の一次試験は、リーディング・リスニング・ライティングの3技能がそれぞれ600点満点です。合計1,800点のうち1,322点以上で一次試験に合格します。二次試験(面接)は600点満点のうち406点以上が合格です。

1,322点は1,800点の約73%にあたります。ただし、これはCSEスコアの割合で、正答率そのものではありません。CSEスコアとは、技能ごとの成績を共通の物差しで表した英検の点数のことです。

スコアは回ごとに統計的な方法で算出されるため、同じ正答数でも回によってスコアが変わります。英検協会も、正答数から自分でスコアを出すことはできないと説明しています。

そのうえで協会は、「2016年度第1回の一次試験では、2級以下は各技能6割程度の正答率の受験者の多くが合格した」というデータを示しています。これを当てはめると、目安は次のとおりです。

技能問題数・満点6割の目安
リーディング29問18問前後
リスニング30問18問前後
ライティング(英作文)16点満点10点前後

あくまで過去の回のデータをもとにした目安です。本番では余裕を持って、過去問で各技能6割を安定して超えることを目標にしましょう。

「29問中18問正解」は何割?

リーディング29問中18問正解は、約62%(6割強)です。17問なら約59%になります。6割を目安にするなら、リーディングでは18問前後が一つのラインと考えられます。

1問あたり何点かは決まっていない

「1問何点?」と気になる人も多いですが、英検CSEスコアには1問ごとの決まった配点がありません。600点を29問で単純に割ると約21点ですが、実際の点数は問題や回によって変わります。

合格基準スコアや配点の考え方は、英検準2級の合格点・スコア・配点の解説でさらに詳しくまとめています。

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ライティング2題が合否を大きく左右する

リーディングは29問、リスニングは30問あるのに対し、ライティングは2題だけです。それでも満点は同じ600点なので、1題あたりの重みがとても大きいことがわかります。

そのため、ライティングがほぼ白紙だと、リーディングとリスニングで高得点を取っても合格基準に届きにくくなります。「長文が苦手だから単語問題で稼ぐ」だけでは足りないのはこのためです。

英検公式サイトによると、英作文は「内容・構成・語彙・文法」の4つの観点で、それぞれ0〜4点で採点されます。問いに答えていない解答は0点になることがあるため、まずは質問に正しく答えることを優先しましょう。書き方の型は英検準2級ライティング対策のまとめで紹介しています。

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英検準2級の試験時間と問題構成

2026年度の英検準2級(従来型)の一次試験は、筆記(リーディング・ライティング)が80分、リスニングが約25分です。筆記は2024年度のリニューアルで75分から80分になり、ライティングにEメール問題が加わりました。

大問形式問題数
1短文の語句空所補充15問
2会話文の空所補充5問
3長文の語句空所補充2問
4長文の内容一致選択(Eメール・説明文)7問
5Eメール(語数の目安40〜50語)1題
6英作文(語数の目安50〜60語)1題

リスニングは第1部〜第3部の30問で、放送はすべて1回です。二次試験(面接)は約6分です。

コンピューターで受ける英検S-CBTの場合、準2級は4技能を1日で受け、所要時間は約120分(スピーキング15分・リスニング25分・筆記80分)です。日程や会場の情報は英検準2級の試験日程・申し込みのまとめで確認できます。

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筆記80分の時間配分の目安

いちばん避けたいのは、長文に時間をかけすぎて、配点の大きいライティングを書く時間がなくなることです。ライティングに30分を確保する前提で、次の配分を目安にしてみましょう。

パート時間の目安ペース
大問5 Eメール約12分質問2つと答えを整理して書く
大問6 英作文約18分メモ3分、執筆12分、見直し3分
大問1 短文の語句約10分1問40秒
大問2 会話文約5分1問1分
大問3 長文の語句約5分1問2〜3分
大問4 長文の内容一致約25分2つの長文で7問
見直し・マークの確認約5分マークのずれや空欄を確認

合計80分です。これは一つの例なので、過去問を解きながら自分に合う配分に調整してください。普段の演習から必ずタイマーを使い、本番と同じ時間で解く習慣をつけましょう。

時間配分は、一人で練習するとつい甘くなりがちです。本番を想定した演習と答案の添削を受けたい場合は、英検に特化したマンツーマン指導を取り入れるのも近道です。

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時間内に解き切るための3つのコツ

時間配分どおりに進めるための、本番で使いやすいコツを3つ紹介します。

コツ1:ライティングから先に解く

試験が始まったら、1ページ目からではなく、ライティング(大問5・6)から取りかかる方法があります。時間切れで白紙になるリスクを減らせるうえ、残り時間をリーディングに落ち着いて使えます。

ただし、解く順番を変えるとマークする欄を間違えやすくなります。どの順番で解くかは、過去問で試してから決めましょう。

コツ2:大問1は1問40秒で見切る

大問1の語句問題は、知っているかどうかで決まる問題が多く、長く悩んでも答えが出ないことがよくあります。40秒ほど考えてわからなければ、いちばん近いと思う選択肢をマークして次へ進みましょう。

空欄のままにしても得点にはならないので、マークは必ず埋めておきます。ここで節約した時間を長文に回すのが効率的です。

コツ3:長文は先に設問を読む

長文問題(大問3・4)は、本文をいきなり頭から読むより、先に設問に目を通すと効率が上がります。「何を聞かれているか」を知ってから読むと、答えの手がかりを探しやすくなります。

内容一致の設問は、本文の流れに沿った順番で並んでいることが多い傾向があります。段落を読むたびに対応する設問を解いていくと、読み直しの時間を減らせます。大問ごとの解き方は英検準2級リーディング対策でさらに詳しく紹介しています。

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リスニングで6割を確保するコツ

準2級のリスニングは、すべての問題が1回しか放送されません。部ごとの特徴を知っておくと、聞くべきポイントを絞れます。

  • 第1部(会話の応答文選択・10問):選択肢も音声で読まれるので、会話の最後の発言に集中します。
  • 第2部(会話の内容一致選択・10問):選択肢は問題冊子に印刷されています。放送前に目を通して、話題を予想しておきます。
  • 第3部(文の内容一致選択・10問):短いパッセージを聞いて答えます。第2部と同じく、選択肢の先読みが有効です。

1問聞き逃しても、すぐに次の問題へ気持ちを切り替えることが大切です。部ごとの練習法は英検準2級リスニング対策・コツ・練習法で詳しく紹介しています。

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まとめ:6割の目安と時間配分を過去問で固めよう

英検準2級は、正答数ではなくCSEスコアで合否が決まります。「何問正解なら合格」という固定の数字はありませんが、目安を持って練習することはできます。

  1. 一次試験の合格基準は1,800点中1,322点。各技能6割程度(リーディング18問前後、リスニング18問前後)を目安にする。
  2. 2題で600点を占めるライティングに、30分を確保する。
  3. 解く順番と時間配分を過去問で試し、自分の型を決めておく。

日程や料金は変わることがあるため、最新情報は英検公式サイトでもご確認ください。

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よくあるご質問

  • 英検準2級の一次試験を合格するためには、何点くらい必要ですか?

    CSEスコアで1800点満点中、1322点(約73パーセント)が必要です。素点の目標としては、全体で約6.5割の正答を目指しましょう。具体的にはリーディング18問、ライティング22点、リスニング20問程度が合格の目安となります。

  • 2024年度からのリニューアルで、試験内容にどのような変更がありましたか?

    筆記試験の時間が80分に延長されました。また、ライティングの問題数がこれまでの1題から2題(意見論述とEメール)に増加したことが大きな変更点です。

  • ライティングが重要と言われるのはなぜですか?

    ライティングはわずか2問で600点満点の配点があります。これは29問あるリーディングや30問あるリスニングと同じスコア設定です。1問あたりの得点比重が非常に高いため、ライティングの出来が合否に直結します。

  • 試験時間80分のおすすめの時間配分を教えてください。

    ライティング2題に30分、単語問題に10分、会話文に5分、長文空所補充に5分、長文内容一致に25分、見直しに5分という配分が理想的です。特に高配点のライティングに30分を確保することが合格のポイントです。

  • 時間が足りなくなるのを防ぐためのコツはありますか?

    試験開始と同時に、配点の高いライティングから解き始めるのが効果的です。また、単語問題は1問40秒で即決して時間を節約し、長文問題は本文を読む前に設問を先読みして探すべきポイントを明確にしましょう。