英検準2級の二次試験(面接)を控えて、「どんな表現を使えばいい?」「答えに詰まったらどうする?」と不安な人に向けた記事です。

結論から言うと、面接対策のポイントは問題ごとの答え方の型を覚え、沈黙を避ける表現と聞き返しの表現を口に慣らしておくことです。

この記事では、面接の流れと評価の観点を確認したうえで、問題別に使える表現を紹介します。知っておくと安心な「裏ワザ」や、落ちる人に多いNG行動もまとめました。

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英検準2級の面接の流れと評価のポイント

準2級の二次試験は、面接委員1人と話す約6分の面接です。問題カードの音読と、No.1〜No.5の5つの質問で構成されています(2026年度の現行形式)。

面接の流れと問題構成

順番内容
入室・あいさつ面接カードを渡し、氏名と受験級の確認を受ける
黙読・音読問題カードのパッセージ(50語程度)を20秒間黙読し、音読する
No.1パッセージの内容についての質問に答える
No.2・No.3イラスト(Picture A・B)について説明する
No.4・No.5問題カードを裏返し、自分の考えや経験について答える
退室あいさつをして退室する

過去には、ホームシアター、ボランティアガイド、電子辞書、食品フェアなどの話題が出題されています。いずれも日常生活に身近なテーマです。

2026年度第2回の二次試験は、A日程が11月8日、B日程が11月15日です。本会場では、準2級は午前の時間帯に行われます。

評価される観点

英検協会によると、準2級の二次試験では、応答内容・発音・語い・文法・語法・情報量が評価されます。さらに、積極的にコミュニケーションを図ろうとする意欲や態度も評価の対象です。

この「意欲や態度」は、アティチュードと呼ばれることもあります。黙り込まずに何か言おうとする姿勢や、相手に届く声の大きさを意識しましょう。

合格基準スコアは、スピーキングのCSEスコアで600点満点中406です。CSEスコアは統計的な方法で算出されるため、「何割できれば合格」と正答率で考えることはできません。

面接対策の全体的な進め方は、英検準2級・二次試験の対策まとめで紹介しています。

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英検準2級の面接で使える裏ワザ(沈黙を避ける・聞き返す)

ここでいう「裏ワザ」は、特別なテクニックではありません。答えに詰まったときや聞き取れなかったときに、会話を止めないための表現です。

考える時間をつくる表現

  • Well, …(ええと…):短く、どの質問でも使えます
  • Let me see. / Let me think.(ちょっと考えさせてください)
  • That’s a difficult question.(難しい質問ですね):多用せず、1回程度にとどめます

黙ったまま時間が過ぎるより、こうした一言をはさんだほうが、答えようとしている姿勢が伝わります。長い沈黙が続くと、次の質問に進んでしまうこともあるとされています。

聞き返すときの表現

  • Could you say that again, please?(もう一度言っていただけますか)
  • Pardon?(何とおっしゃいましたか)

英検協会は、自然な聞き返しは減点の対象にならないと説明しています。一方で、不自然な聞き返しや、何度も繰り返す聞き返しは減点の対象です。

聞き取れなかったときは1回だけ丁寧に聞き返し、2回目の質問を集中して聞くようにしましょう。

答えをつなぐ表現

  • I think …(〜だと思います):意見の始め方として使いやすい
  • Because …(なぜなら〜):理由を続けるときに使う
  • For example, …(たとえば):理由を具体的にするときに使う
  • Also, …(また、〜):2つ目の理由を加えるときに使う

この4つを組み合わせるだけで、No.4・No.5の答えの骨組みが作れます。

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音読とNo.1〜No.3で使える表現

前半の音読とNo.1〜No.3は、問題カードを見ながら答えられるパートです。答え方の型を知っておけば、落ち着いて対応できます。

音読のコツ

20秒の黙読では、読みにくい単語や意味の区切りを確認しておきます。音読はタイトルから始め、意味のまとまりごとに区切ってはっきり読みましょう。

速く読む必要はありません。知らない単語があっても止まらず、つづりから発音を推測して読み進めるのがコツです。

No.1:パッセージについての質問

No.1では、パッセージの内容について「How …?」や「Why …?」と聞かれる形がよく見られます。答えは、パッセージの中の該当する部分を探して作ります。

  • How …? と聞かれたら:By ~ing …(〜することによって)
  • Why …? と聞かれたら:Because they …(なぜなら〜だからです)

パッセージの文をそのまま読み上げるのではなく、主語を they や it などの代名詞に置き換えて答えるのがポイントです。

No.2:Picture Aの人物の動作を説明する

No.2では、Picture Aに描かれた人たちが何をしているかを説明します。基本は現在進行形(be動詞+〜ing)です。

  • A man is ~ing.(男性が〜しています)
  • A woman is ~ing.(女性が〜しています)
  • A boy is ~ing. / A girl is ~ing.(男の子/女の子が〜しています)

最初から He や She を使うと、誰のことかが伝わりにくくなります。A man、A woman のように、人物を特定して話し始めましょう。

描かれている人物の動作は、できるだけ多く説明します。ぴったりの動詞が思いつかないときは、知っている簡単な動詞で言い換えて構いません。

No.3:Picture Bの状況を説明する

No.3では、Picture Bの人物がどんな状況にあるかを説明します。「〜したいけれど、〜できない」「〜なので、〜するつもりだ」のように、2つの内容をつなげて答えるのが基本です。

  • He wants to ~, but he can’t because …(〜したいけれど、〜なのでできません)
  • She ~, so she is going to ~.(〜なので、〜するつもりです)

たとえば財布を拾った場面なら、次のように答えます。

She found a wallet, so she is going to take it to the police.

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No.4・No.5で使える表現と答え方

No.4とNo.5では、問題カードを裏返して、自分の考えや経験を答えます。まずYes/Noなどで立場を示し、理由を2文程度で続けるのが基本の型です。

答え方の基本の型

手順表現の例
1. 立場を示すYes, I do. / No, I don’t. / I think so. / I don’t think so.
2. 理由を言うI think … because … / It’s … for people to …
3. 補足するAlso, … / For example, …

たとえば「将来、ネットで買い物をする人は増えると思いますか」と聞かれた場合は、次のように答えられます。

Yes, I do. Online shopping is very convenient. People can buy things at home without going to stores.

No.4で使えるフレーズ

No.4では、問題カードの話題に関連した、社会的なテーマについての意見を聞かれることが多いです。

  • I think it’s a good idea because …(〜なので、よい考えだと思います)
  • It’s convenient for people to ~.(人々が〜するのに便利です)
  • People can ~ more easily.(人々がより簡単に〜できます)
  • It costs a lot of money to ~.(〜するにはお金がかかります)

No.5で使えるフレーズ

No.5では、受験者自身の生活や経験について聞かれることが多いです。Yes/Noで答えたあと、自分のことを具体的に話しましょう。

  • I usually ~.(ふだん〜しています)
  • I enjoy ~ing because …(〜するのが好きです。なぜなら〜)
  • I have never ~, but I’d like to try it.(〜したことはありませんが、やってみたいです)
  • Last weekend, I ~.(先週末、〜しました)

答えるときの3つのコツ

  • 本心と違っていても、英語で説明しやすい立場を選んでよい
  • 難しい単語より、自信を持って使える簡単な単語で話す
  • 理由が1文で終わらないよう、Also や For example で1文足す

意見を英語で組み立てる力は、1人の練習だけでは伸ばしにくい面があります。英検に特化したマンツーマン指導で、本番に近い形の練習を重ねる方法もあります。

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面接で落ちる人に多いNG行動と合格に近づく答え方

準2級の面接は、準備をすれば落ち着いて臨める試験です。ただし、次のような行動は得点を下げる原因になりやすいので注意しましょう。

落ちる人に多いNG行動

  • 黙り込んでしまう:Well, … などで考えていることを伝える
  • I don’t know. で終わらせる:知っている単語で何か答えようとする
  • 声が小さい:面接委員に届く声ではっきり話す
  • 音読でタイトルを飛ばす:タイトルから読み始める
  • No.4・No.5の理由が1文だけ:理由をもう1文足す
  • 聞き返しを何度も繰り返す:1回だけ丁寧に聞き返す

合格に近づく答え方

難しい表現を使う必要はありません。知っている単語で言い換え、短くても筋道の通った答えを目指しましょう。

たとえば次のような短い答えでも、立場と理由がはっきりしていれば十分に伝わります。

Yes, I do. It’s good for people’s health. Also, they can make friends.

落ちる人の特徴と対策は、英検準2級の面接で落ちる人の特徴でさらにくわしく解説しています。

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本番前に声に出したい表現一覧

最後に、本番前に確認したい表現を場面ごとにまとめます。

場面表現
入室・あいさつHello. / Here is my card. / Thank you.
考える時間をつくるWell, … / Let me see. / Let me think.
聞き返すCould you say that again, please? / Pardon?
No.1By ~ing … / Because they …
No.2A man is ~ing. / A woman is ~ing.
No.3He wants to ~, but … / She ~, so she is going to ~.
No.4・No.5I think … because … / Also, … / For example, …

表現は、読んで覚えるだけでは本番で出てきにくいものです。声に出して練習し、自分の声を録音して聞き直すと、発音やテンポを確認できます。

試験の日程は英検準2級の日程・申し込みのまとめ、結果の確認方法は英検準2級の結果発表の解説でまとめています。

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まとめ:使える表現を声に出して本番に備えよう

英検準2級の面接で使える表現と裏ワザのポイントを整理します。

  • 面接は約6分で、音読とNo.1〜No.5の質問に答える
  • 評価は応答内容・発音・語い・文法・語法・情報量と、コミュニケーションへの意欲・態度
  • 詰まったら Well, … などで間をつなぎ、聞き取れなければ1回だけ丁寧に聞き返す
  • No.2は現在進行形、No.4・No.5は「立場+理由2文」の型で答える

使える表現を何度も声に出して練習し、自信を持って本番に臨みましょう。

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よくあるご質問

  • 英検準2級の二次試験(面接)はどのような流れで行われますか。

    試験時間は約6分で、面接官と1対1で行われます。まず約50語のパッセージを黙読・音読し、その内容に関する質問、イラストAの人物描写、イラストBの状況説明、そして受験者自身の意見を問う2つの質問(No.4・No.5)に答える構成です。

  • 答えに詰まってしまった場合、どのように対処すればよいですか。

    沈黙を避けることが重要です。Well...、Let me see.、Let me think.といったフレーズを使って、考えている最中であることを面接官に伝えましょう。無言が続くと次の問題に進められてしまうことがありますが、間をつなぐ言葉を使うことでコミュニケーションの姿勢が評価されます。

  • 面接官の質問が聞き取れなかったとき、聞き返しても減点されませんか。

    丁寧な表現で聞き返すことは可能です。Could you say that again, please? や Pardon? と聞き返すことができます。ただし、何度も繰り返すとリスニング力の評価に影響する可能性があるため、聞き返しは1回にとどめるのが無難です。

  • 評価対象となるアティチュードとはどのようなものですか。

    アティチュードは「積極的にコミュニケーションしようとする姿勢」を指します。声の大きさ、発音の明瞭さ、反応の自然さ、積極性などが評価の対象です。試験室への入室から退室まで、すべてのやりとりが評価されていることを意識しましょう。

  • 自分の意見を問われるNo.4やNo.5の質問にうまく答えるコツはありますか。

    YesかNoをはっきりさせた後、理由を2文で答えるのが基本のテンプレートです。Becauseを使って理由を述べ、AlsoやFor exampleを使って情報を補足しましょう。自分の本当の意見である必要はなく、英語で説明しやすい理由を選ぶのが合格への近道です。

  • 不合格になってしまう人に共通する特徴はありますか。

    主な共通点として、無言で黙り込んでしまう、I don't knowと言って諦めてしまう、声が小さくて聞き取れない、音読でタイトルを読み飛ばす、意見問題の理由を1文で終わらせてしまうといった行動が挙げられます。