英検準1級の対策にYouTubeは十分使えます。特に役立つのは、リスニングの練習、長文や面接で問われる社会的な話題の背景知識、二次試験の流れの確認です。

一方で、単語の暗記やライティングの添削、面接で実際に話す練習は、動画を見るだけでは身につきにくい分野です。この記事では、準1級対策に使いやすいYouTubeチャンネルを目的別に紹介し、問題集や公式教材との組み合わせ方をまとめます。

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YouTubeで英検準1級対策はできる?

結論として、YouTubeは「補助教材」としてなら大きな力になります。メインの教材は過去問や問題集にして、足りない部分を動画で補うのが効率的です。

YouTubeが向いていること

YouTubeの強みは、無料でいつでも見られることです。通学中や休み時間などのすきま時間に、同じ動画を何度でも再生できます。

ネイティブの自然なスピードの英語に触れられるのも利点です。科学や環境、社会問題を扱う英語の動画は、準1級の長文やリスニングの話題と重なることが多く、背景知識づくりにも役立ちます。

YouTubeだけでは足りないこと

準1級の語彙問題は難しい単語が多く、動画を見ているだけでは覚えきれません。単語帳やアプリでくり返し確認する作業が別に必要です。

また、ライティングは自分の答案を見てもらわないと弱点がわかりにくく、面接も実際に声に出さなければ上達しにくい分野です。動画はインプット、問題演習と添削はアウトプットと役割を分けて考えましょう。

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動画選びの前に確認したい準1級の試験形式

どの動画を見るべきかは、試験のどのパートを伸ばしたいかで決まります。2026年度第1回時点の形式は次のとおりです。

技能時間内容
リーディング筆記90分(ライティングと合計)31問(短文の語句空所補充18、長文の語句空所補充6、長文の内容一致選択7)。
ライティング筆記90分(リーディングと合計)2題(英文要約60〜70語、意見論述120〜150語が目安)。
リスニング約30分29問(会話12、文12、Real-Life形式5)。放送は1回。
スピーキング(二次)約8分自由会話、4コマイラストのナレーション、質問No.1〜No.4。

リスニングは放送が1回だけなので、速い英語に慣れておくことが欠かせません。各パートの詳しい内容は英検準1級の試験内容と問題構成で解説しています。

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リスニングと背景知識におすすめのYouTubeチャンネル

リスニング力と話題の知識を同時に伸ばしたいなら、英語で情報を発信している次のチャンネルが使いやすいです。どれも無料で視聴できます。

BBC Learning English

イギリスの公共放送BBCが運営する英語学習者向けのチャンネルです。語彙・発音・リスニングなどを扱う動画やポッドキャストを毎週公開しています。

学習者向けに作られているため、ニュース番組より聞き取りやすいのが特徴です。準1級の勉強を始めたばかりの段階で、耳を慣らすのに向いています。

TED

世界中の専門家や実践者のプレゼンテーションを公開しているチャンネルです。1本は18分以内が基本で、テクノロジー・科学・ビジネス・社会問題など幅広い話題を扱っています。

公式サイトのTED.comでは、トランスクリプト(書き起こし)も確認できます。準1級のリスニング第2部のような、まとまった説明を聞き取る練習に使いやすい教材です。

Kurzgesagt – In a Nutshell

ドイツのスタジオが制作する、アニメーションで科学や人類の未来を解説するチャンネルです。宇宙・生物・環境・健康などの話題が多く、準1級の長文で出やすいテーマと重なります。

英語のスピードはやや速めですが、映像があるので内容を追いやすいです。英語字幕を使いながら、何度か見直すとよいでしょう。

NHK WORLD-JAPAN

NHKの国際放送のチャンネルで、日本やアジア、世界のニュースを英語で発信しています。日本の社会や文化を英語でどう説明するかがわかり、面接で意見を述べるときの表現集めにも役立ちます。

リスニングの練習法やパート別の対策は、英検準1級リスニング対策のロードマップで詳しく紹介しています。

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単語と勉強法の参考になるチャンネルと使い方

単語はYouTubeだけで覚えるのではなく、動画で出会った語を自分で記録して復習するのが基本です。勉強の進め方そのものは、学習法を発信しているチャンネルが参考になります。

Atsueigo

日本で育ち、英検1級やTOEIC満点(990点)を取得したと紹介している発信者のチャンネルです。単語の覚え方やリスニング・スピーキングの伸ばし方など、英語学習法をテーマにした動画が中心です。

英検準1級だけに特化した内容ではないため、勉強の考え方や習慣づくりの参考として見るのがおすすめです。

動画で覚えた単語を定着させるコツ

動画で知らない単語が出てきたら、その場で止めて意味を確認し、ノートやアプリに記録します。翌日と数日後に見直すと、意味だけでなく使われ方も一緒に覚えられます。

ただし、動画に出てくる単語は試験の頻出語とは限りません。準1級向けの単語帳を1冊決め、動画はその単語が実際に使われる場面を確認する役割にすると効率的です。復習用のツール選びは英検準1級の単語アプリの比較が参考になります。

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二次試験(面接)対策で動画を使うコツ

面接対策では、まず公式の情報で流れを正確に知り、そのうえでYouTubeの解答例を参考にするのが安全です。見るだけで終わらせず、必ず声に出して練習しましょう。

準1級の二次試験は約8分で、面接委員は1人です。自由会話のあと、4コマのイラストを見て1分間考え、2分間でナレーションをします。続いてNo.1〜No.4の質問に答えます。

英検公式サイトの準1級のページには、入室から退室までの流れをアニメーションで説明する「バーチャル二次試験」と、二次試験のサンプル問題があります。YouTubeの動画を見る前に、まず公式で形式を確認しておきましょう。

YouTubeで「英検準1級 面接」と検索すると、解答例の動画が多く見つかります。ただし、古い形式の動画も混ざっているため、投稿日や形式が今と合っているかを確かめてから使ってください。流れと答え方は英検準1級 二次試験の流れと対策でも確認できます。

面接は、自分の答えに対して意見をもらうことで伸びやすい分野です。動画で流れをつかんだら、英検に特化したマンツーマンのレッスンなどで、実際に話してフィードバックを受ける機会を作るのも効果的です。

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公式サイトとNHKの無料教材も組み合わせる

YouTube以外にも、無料で使える質の高い教材があります。特に英検公式サイトの過去問は、本番の形式で練習できる一番の教材です。

英検公式サイトの過去問

英検公式サイトでは、準1級の一次試験の問題冊子・リスニング音声・スクリプト・解答を、直近3回分まで公開しています。動画で学んだことを試す場として、定期的に解いてみましょう。入手方法は英検準1級の過去問の入手方法でまとめています。

NHKの語学番組

NHKの語学番組には、ニュースやビジネスの英語を扱う中級〜上級者向けの講座もあります。放送後にアプリやウェブで聞き直せる番組も多く、テキストを使えば聞いた内容を文字で確認できます。

番組の編成や対象レベル、聞き直せる期間は年度ごとに変わります。利用する前にNHKの公式サイトで最新の情報を確認してください。

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YouTubeを使った1日の学習スケジュール例

動画を「ただ見る時間」で終わらせないためには、使う場面をあらかじめ決めておくのがコツです。以下は平日の一例です。

  • 通学中(15〜20分):BBC Learning EnglishやNHK WORLD-JAPANの音声で、英語に耳を慣らす。
  • 帰宅後(30〜45分):過去問や問題集を解き、苦手なパートの解説動画で解き方を確認する。
  • 寝る前(10〜15分):その日に記録した単語を見直し、短い動画でシャドーイングをする。

シャドーイングは、聞こえた英語を少し遅れて声に出してまねる練習です。英語のリズムや音のつながりに慣れる方法として、よく使われています。

試験直前期の動画の使い方

試験の2〜3週間前は、新しいチャンネルを探すより、これまで使ってきた動画や教材の復習に集中しましょう。過去問で間違えたパートに絞って解説を見直すと効率的です。

面接を控えている人は、毎日声に出して答える練習を続けてください。日程や検定料などの最新情報は、英検公式サイトで確認できます。

独学で伸び悩んだときは、完全マンツーマン・完全オンラインのJumpstart Englishで相談するのも一つの方法です。英検全級に対応しており、対象は小学生から高校生です。