英検準1級の二次試験は、面接委員と一対一で話す約8分の面接です。自由会話、4コマイラストのナレーション、4つの質問という決まった流れで進むため、形式に慣れておくことが合格への近道です。

この記事では、準1級の面接の流れを入室から退室まで順番に説明します。あわせて、各パートの答え方、過去問やサンプルを使った練習方法、2026年度の日程に合わせた対策ロードマップも紹介します。

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英検準1級 二次試験の基本(時間・形式・合格点)

二次試験はスピーキングの力を測る面接で、合格点はCSEスコアで750点満点中512点です。まずは全体像を表で確認しましょう。

項目内容
試験時間約8分
面接委員1人(一対一)
流れ自由会話 → 4コマイラストのナレーション → 質疑応答(No.1〜No.4)
合格基準スコア512点(750点満点)
主な評価観点応答の内容、発音、語い、文法、語法、情報量、積極的にコミュニケーションを図ろうとする意欲や態度

合否はスピーキングのCSEスコアだけで決まり、一次試験のスコアは影響しません。合格基準スコアの考え方は英検準1級の合格点とCSEスコアで詳しく説明しています。

英検S-CBTで受ける場合

英検S-CBTは、テストセンターのコンピューターで受ける英検です。問題形式や採点基準は従来型と同じですが、面接委員はいません。画面の指示に従って話し、解答はヘッドセットに録音されます。

S-CBTでは1日で4技能をすべて受け、スピーキングが最初に行われます。準1級の所要時間の目安は約135分です。内訳はスピーキング15分、リスニング30分、リーディングとライティングで90分です。

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英検準1級 面接の流れ 入室から退室まで

英検協会の「バーチャル二次試験」で案内されている流れは次のとおりです。当日の動きを具体的にイメージしておくと、緊張がやわらぎます。

  1. 係員の指示に従って面接室に入ります。
  2. 着席する前に、面接委員に「面接カード」を手渡します。
  3. 面接委員の指示に従って着席します。
  4. 氏名と受験する級の確認を含む、簡単な質問に答えます(自由会話)。
  5. 「問題カード」を受け取り、1分間でナレーションの内容を考えます。
  6. 指示があったら、4コマのイラストについて2分間のナレーションをします。
  7. No.1の質問に答えます。
  8. 指示に従って問題カードを裏返し、No.2〜No.4の質問に答えます。
  9. 問題カードを面接委員に返して退室します。

考える時間にメモを取ることはできません。退室後は控室に戻ったり、待機中の受験者と話したりしてはいけないと案内されています。

2026年度は顔写真付き身分証明書が必須

2026年度第1回から、1級〜3級の受験者は試験当日に顔写真付き身分証明書の原本を提示する必要があります。二次試験の会場も対象です。学生証・生徒手帳、運転免許証、パスポート、マイナンバーカードなどが認められています。

コピーやスマートフォンの画像は認められません。忘れた場合は、試験の翌々日9時30分までに画像をアップロードする必要があります。提出できないと「認証失格」となり、成績は無効になります。受験票と一緒に、前日までに必ず準備しておきましょう。

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4コマイラストのナレーションの進め方とコツ

ナレーションは、4コマのイラストの展開を2分間で英語で説明するパートです。問題カードに印刷された言い出しの文を必ず使って話し始めます。2分を過ぎると、話の途中でも中止されます。

1分間の考える時間では、各コマで「誰が・何をしたか」を1〜2文ずつ決めておくと、話がまとまりやすくなります。1コマあたり約30秒が目安です。

ナレーションで意識したいポイント

  • 言い出しの文に合わせて、過去形で一貫して話します。
  • コマの間にある時間の表示(「その日の午後」「数日後」など)を使い、場面のつながりを示します。
  • 吹き出しのせりふは、そのまま読んでも構いません。間接話法で言い換えられると表現の幅が広がります。
  • 登場人物の表情や行動から、気持ちや理由も一言添えると情報量が増えます。

ナレーションの型や使える表現は、英検準1級 4コマナレーション攻略でくわしく解説しています。

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質疑応答 No.1〜No.4の形式と答え方

ナレーションのあとは4つの質問に答えます。No.1はイラストに関する質問、No.2とNo.3はカードのトピックに関する質問、No.4は社会性のある話題についての質問です。

質問内容問題カード
No.1イラストに関する質問表のまま
No.2・No.3カードのトピックに関連する質問裏返す
No.4社会性のある話題についての質問裏返したまま

2024年度の形式変更で、No.4の前に話題を導入する文が読まれるようになりました。いきなり質問されるのではなく、テーマの背景を聞いてから答える流れです。

意見を答えるときの基本の型

No.2〜No.4では、まず自分の立場を一文で示し、次に理由と具体例を続ける構成が基本です。たとえば「Yes, I think so.」と答えたあと、理由を2文ほどで説明すると、論理的で聞き取りやすい答えになります。

結論から話す習慣をつけると、本番で言葉に詰まっても立て直しやすくなります。話題ごとの模範解答やフレーズは、英検準1級 面接で使えるテンプレ・フレーズ集を参考にしてください。

自分の答えが伝わる英語になっているかは、一人ではなかなか判断できません。英検に特化したマンツーマン指導で面接練習を重ねると、答え方の癖や弱点に気づきやすくなります。

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過去問・サンプルを使った練習方法

形式に慣れるには、本番と同じ時間配分で練習するのが効果的です。英検公式サイトでは、バーチャル二次試験で面接の流れを確認でき、問題内容と解答のサンプルも公開されています。

本番と同じ条件で録音して聞き直す

過去問や問題集を使う場合は、メモを取らずに1分考え、2分でナレーションをします。そのあと、質問にも時間をかけずに答えてみましょう。

解答は録音して聞き直し、文法の誤りや言いよどみを確認します。同じ問題をもう一度話すと、表現が安定していくのを実感できます。

社会的なテーマの表現をストックする

準1級の面接では、環境、テクノロジー、教育、働き方、健康など、社会性のあるテーマが扱われます。一次試験のライティングや長文で出てきた表現をテーマ別にまとめておくと、面接でも使えます。

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一次試験後から本番までの対策ロードマップ

一次試験の合否がわかってから二次試験までは、2〜3週間ほどしかありません。2026年度の日程は次のとおりです。

回一次試験(本会場)一次のウェブ合否二次 A日程二次 B日程
2026年度第2回10月4日(日)10月26日(月)11月8日(日)11月15日(日)
2026年度第3回2027年1月24日(日)2027年2月15日(月)2027年2月28日(日)2027年3月7日(日)

二次試験の日程は自分で選べません。個人申込の場合、21歳以上(2005年4月1日以前生まれ)はA日程、20歳以下(2005年4月2日以降生まれ)はB日程です。団体申込の場合は、学校はA日程、塾・予備校はB日程になります。最新情報は英検公式サイトでご確認ください。

一次試験直後から合否発表まで

合否発表を待たずに、面接の準備を始めておくと安心です。この時期は、面接の流れと評価観点を理解し、ナレーションの型を身につけることを優先します。

合否発表から本番1週間前まで

過去問を使って、ナレーションと質疑応答を通しで練習します。社会的なテーマについて、自分の意見と理由を英語で言えるように準備しておきましょう。

直前1週間の仕上げ

模擬面接の形で、入室から退室までを通して練習します。初対面の相手と英語で話す場面に慣れておくと、本番の緊張を抑えやすくなります。

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面接で評価される態度と聞き返しのルール

二次試験では、話す内容だけでなく、積極的にコミュニケーションを図ろうとする意欲や態度も評価されます。面接委員の目を見て、はっきりした声で話すことを意識しましょう。

質問が聞き取れなかったときは、「Could you repeat the question, please?」のように聞き返して構いません。自然な聞き返しは減点されません。ただし、不自然な聞き返しや何度も繰り返す場合は減点の対象になります。

言葉に詰まって沈黙が続くよりも、簡単な表現に言い換えて最後まで答えようとする姿勢が大切です。

不合格でも一次試験免除で再挑戦できる

二次試験が不合格だった場合も、一次試験免除の資格が得られます。従来型で取得した資格は、翌年度の同じ回まで使えます。S-CBTでスピーキングだけを受け直すこともできます。制度の詳細は英検準1級の一次試験免除制度とS-CBTをご覧ください。

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まとめ

英検準1級の二次試験は約8分の面接で、自由会話、ナレーション、No.1〜No.4の質問という決まった流れで進みます。合格点はCSEスコアで512点(750点満点)です。

一次試験の合否発表から本番までは短いため、一次試験が終わったらすぐに準備を始めましょう。本番と同じ時間で録音しながら練習し、社会的なテーマの意見を英語で言えるようにしておくことが大切です。

面接練習の相手がいない場合は、Jumpstart Englishの英検対策レッスンも選択肢の一つです。完全マンツーマン・完全オンラインで、小学生から高校生まで英検の全級に対応しています。