英検準1級の教材を探していると、多くの人が旺文社の英検書にたどり着きます。ただ、過去問・単語帳・分野別の問題集・面接対策本と種類が多く、どれから買えばよいか迷いやすいのも事実です。

結論から言うと、最初に揃えるなら「でる順パス単」と「過去6回全問題集」の2冊で十分です。そのうえで、弱点に合わせて分野別の問題集や面接対策本を1冊ずつ足していくのが効率的です。

この記事では、2026年9月時点で旺文社から出ている英検準1級向けの主な教材を、分野ごとに整理します。版の新旧や、付属アプリの使い方もあわせて紹介します。

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結論:まず揃えたいのは「パス単」と「過去6回全問題集」

旺文社の英検準1級教材は数が多いものの、役割ごとに分けると選びやすくなります。主な教材と、2026年9月時点の最新版は次のとおりです。

分野教材名最新版主な使い方
過去問英検準1級 過去6回全問題集2026年度版形式に慣れる・実力を測る
過去問直前対策 英検準1級 3回過去問集2026-2027年対応試験前の仕上げ
単語英検準1級 でる順パス単6訂版語彙対策の軸
単語英検準1級 文で覚える単熟語4訂版長文の中で語彙を覚える
分野別英検分野別ターゲット 英検準1級(単語・熟語/リーディング/ライティング/リスニング)各改訂版弱点の集中対策
面接14日でできる!英検準1級 二次試験・面接 完全予想問題3訂版二次試験の練習
総合英検準1級 総合対策教本3訂版試験全体を1冊で把握

英検準1級では、求められる語彙のレベルが2級から大きく上がります。そのため、単語帳で語彙を固めながら、過去問で形式に慣れるという2本立てが基本になります。

旺文社の英検書は改訂が多いため、購入前に書名の「〇訂版」「〇年度版」を必ず確認してください。古い版は、2024年度のリニューアル前の形式で作られている場合があります。

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旺文社の英検準1級教材が定番とされる理由

旺文社の英検書が定番とされるのは、過去問を中心とした幅広いラインナップと、試験の変更に合わせた改訂の早さがあるためです。

老舗の教育出版社としての実績

旺文社は1931年創業の教育出版社です。英検書については、日販調べ(2025年1〜12月の英検書ジャンル売上部数)で「英検書売上No.1」と案内しています。

2024年度リニューアル後の形式に対応

英検準1級は、2024年度第1回から試験の形式が変わりました。リーディングは41問から31問に減り、ライティングは要約問題が加わって2題になりました。二次試験でも、No.4の前に話題を導入する文が加わっています。

旺文社は、これに合わせて主な教材を改訂しています。2026年だけでも、面接対策本の3訂版(5月)、パス単の6訂版(7月)、分野別ターゲットのライティング問題の改訂版(7月)が刊行されました。

無料アプリ「英語の友」と「学びの友」

旺文社の英検書の多くは、無料の公式アプリと組み合わせて使えます。

  • 英語の友:書籍の音声をスマートフォンで再生できるリスニングアプリ。再生スピードの調整にも対応しています。
  • 学びの友:対応書籍の問題を自動採点し、間違えた問題の解き直しに使えるアプリ。無料の「旺文社まなびID」の登録が必要です。

どの書籍がどちらのアプリに対応しているかは、旺文社の英検特設サイトで確認できます。

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過去問は「過去6回全問題集」と「直前対策 3回過去問集」

形式に慣れるなら「過去6回全問題集」、直前の仕上げなら「3回過去問集」が向いています。

英検準1級 過去6回全問題集(2026年度版)

2026年度版は、6回分の過去問を収録しています。内容は2025年度第2回・第1回、2024年度第1〜3回、2023年度第3回で、このうち5回分がリニューアル後の試験です。

新形式のライティングについては、旺文社オリジナルの予想問題も載っています。6回分すべてのリスニングと面接の音声は、「英語の友」かダウンロードで聞けます。「学びの友」の自動採点にも対応しています。

収録内容や使い方は、英検準1級 過去6回全問題集のレビュー記事で詳しく紹介しています。

直前対策 英検準1級 3回過去問集(2026-2027年対応)

2026年9月7日に刊行された最新版には、2025年度第1回〜第3回の3回分が収録されています。試験前に、短期間で本番形式の演習を重ねたい人に向いています。

パソコンで受ける英検S-CBTに近いテストを試せる「CBT体験サービス」が付いています。また、「学びの友」でライティングのAI採点をお試しで体験できます。

2026年度の一次試験(本会場)は、第2回が10月4日、第3回が2027年1月24日です。試験の1〜2週間前に3回分を解いておくと、本番の時間配分を確認できます。

過去問の効果的な使い方

過去問は、解きっぱなしにしないことが大切です。本番と同じ時間で解き、採点し、解説で間違えた理由を確かめる流れを繰り返しましょう。

英検準1級の筆記試験は90分、リスニングは約30分です。時間配分を体で覚えるためにも、何回かは時間を計って通しで解くのがおすすめです。

解き終えたら、大問ごとの正答数を記録しておきます。語彙・長文・リスニングのどこで失点しているかが分かれば、次に買い足す教材も決めやすくなります。

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単語帳は「でる順パス単」6訂版を軸にする

語彙対策の軸には「英検準1級 でる順パス単」がおすすめです。2026年7月17日に6訂版が刊行され、2026年9月時点ではこれが最新版です。

パス単6訂版の構成

6訂版は、過去20年分の英検の過去問を分析し、よく出る語を「でる順」に並べています。単語編は、出題頻度によって次の3段階に分かれています。

  • でる度A(よくでる重要単語):500語
  • でる度B(覚えておきたい単語):500語
  • でる度C(力を伸ばす単語):600語

このほかに熟語編(300)があり、6訂版からは分野別表現編(200)とライティング・スピーキング表現編(70)が新しく加わりました。難しい単語には語源の情報も付いています。

覚えたかを確認できる「1分間mini test」や、英検の形式で解く「英検形式にチャレンジ!」も収録されています。5訂版とは構成が変わっているので、中古で買う場合は版に注意してください。

パス単の効果的な使い方

基本は、でる度Aから順に進めることです。出題頻度の高い語から覚えるほうが、限られた時間でも得点につながりやすいとされています。

1日に覚える範囲を決め、翌日と数日後に同じ範囲を見直すと定着しやすくなります。「英語の友」で音声を聞きながら覚えると、発音も一緒に身につき、リスニング対策にもなります。

文脈で覚えたい人は「文で覚える単熟語」

単語を1語ずつ覚えるのが苦手な人には、「英検準1級 文で覚える単熟語」(4訂版)が向いています。英文を読みながら、その中の重要語をまとめて覚える形式の単語帳です。

パス単との違いや進め方は、「文で覚える単熟語」の使い方を解説した記事でまとめています。

単語は自分で覚えられても、ライティングや面接は自己流だと伸び悩みがちです。答案や話し方を客観的に見てもらいたいときは、英検に特化したマンツーマン指導を取り入れるのも近道です。

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リスニングとライティングは「英検分野別ターゲット」で補強する

過去問で弱点が見えたら、「英検分野別ターゲット」シリーズで分野ごとに集中して練習するのが効率的です。準1級では、単語・熟語、リーディング、ライティング、リスニングの4冊があります。

リスニング問題(改訂版)

英検準1級のリスニングは、会話(12問)、パッセージ(12問)、Real-Life形式(5問)の3部構成です。一次試験のCSEスコアは3技能に均等に配分されるため、リスニングは一次の3分の1を占めます。

「英検分野別ターゲット 英検準1級リスニング問題 改訂版」は、準1級のリスニングに絞った対策書です。刊行は2018年ですが、リスニングは2024年度のリニューアルの対象外でした。音声は付属CDのほか、「英語の友」でも聞けます。

練習では、音声を少し遅れてまねするシャドーイングと、聞いた英語を書き取るディクテーションを組み合わせるのが効果的です。聞き取れない部分がはっきりし、同じ弱点をつぶしやすくなります。

ライティング問題(改訂版)

準1級のライティングは、英文要約(60〜70語)と意見論述(語数の目安は120〜150語)の2題です。英検は、内容・構成・語彙・文法の4つの観点で採点すると説明しています。

2026年7月に刊行された「英検分野別ターゲット 英検準1級ライティング問題 改訂版」は、要約と意見論述の両方に対応しています。解き方の基本を学んだあと、14回分の模擬テストで練習できる構成です。

環境問題やAIなど、20の社会的なトピックをまとめた別冊も付いています。シリーズ全体の特徴は、英検分野別ターゲット準1級シリーズのレビューも参考にしてください。

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二次試験(面接)は「完全予想問題」3訂版で練習する

二次試験の対策には、「14日でできる!英検準1級 二次試験・面接 完全予想問題」が使えます。2026年5月28日刊行の3訂版が最新版で、2024年度からの試験に対応しています。

準1級の面接は約8分で、面接委員は1人です。自由会話のあと、4コマのイラストを使ってナレーションをします。考える時間は1分、話す時間は2分です。最後にNo.1〜No.4の質問に答えます。

この本には14回分の予想問題が収録されています。面接室の様子を確認できる動画や、ウェブで受けられる模擬テストも付いているため、本番の流れを事前にイメージしやすくなります。

面接の流れや評価のポイントは、英検準1級 二次試験の流れと対策をまとめた記事でも詳しく解説しています。

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レベル・目的別のおすすめの組み合わせ

同じ旺文社の教材でも、今の実力と試験までの期間によって、最適な組み合わせは変わります。

英検2級に合格したばかりの人

まずは「でる順パス単」で語彙を底上げしましょう。2級と準1級では求められる語彙のレベルに大きな差があるため、語彙を最優先にするのが近道です。

でる度Aがある程度身についたら、「過去6回全問題集」で試験の全体像をつかみます。最初は時間を気にせず、形式に慣れることを優先して構いません。

一度受験して、あと一歩だった人

成績表で技能ごとのCSEスコアを確認し、低かった技能を「英検分野別ターゲット」で補強します。仕上げに「直前対策 3回過去問集」で本番形式の演習を重ねると効果的です。

1冊で試験全体を把握したい人

試験の概要から4技能の解き方までを1冊で学びたい人には、「英検準1級 総合対策教本」(3訂版、2025年7月刊行)が候補になります。日ごとに区切って進めたい人向けには「DAILY26日間 英検準1級 集中ゼミ」(7訂版)もあります。

旺文社以外の教材も含めて比べたい場合は、英検準1級おすすめ参考書ランキングもあわせて読んでみてください。どの出版社の本でも、分野ごとにメインの教材を1冊に絞り、繰り返し仕上げるのが基本です。

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まとめ:旺文社の教材は「2冊+弱点補強」で選ぶ

旺文社の英検準1級教材は、過去問から単語帳、分野別の問題集、面接対策本まで揃っています。最初は「でる順パス単」と「過去6回全問題集」の2冊から始め、弱点に合わせて1冊ずつ足すのが無駄のない選び方です。

  • 語彙の軸:英検準1級 でる順パス単(6訂版)
  • 形式に慣れる・実力を測る:英検準1級 過去6回全問題集(2026年度版)
  • 試験前の仕上げ:直前対策 英検準1級 3回過去問集(2026-2027年対応)
  • 弱点の補強:英検分野別ターゲット 英検準1級(リスニング・ライティングなど)
  • 二次試験:14日でできる!英検準1級 二次試験・面接 完全予想問題(3訂版)

教材は毎年のように新しい版が出るため、購入前に旺文社の公式サイトで最新版かどうかを確認しましょう。試験日程などの最新情報は英検公式サイトでご確認ください。

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