英検準1級を目指すとき、「塾に通うならどこがいいのか」と迷う方は多いと思います。塾によって、参考書で自習を進める形、英語専門の講座、個別指導など、指導のスタイルは大きく異なります。
この記事では、武田塾・トフルゼミナール・馬渕教室の3つについて、公式サイトで確認できる情報をもとに特徴を整理します。あわせて、塾選びで確認したい点と、自習との組み合わせ方も紹介します。
結論:英検準1級の塾は学習スタイルで選ぶ
どの塾が合うかは、「自分で進めたいか、教わりたいか」と「英検だけか、大学受験と一緒か」で変わります。3つの塾の違いを表にまとめました。
| 塾 | 指導のスタイル | 英検準1級との関わり | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 武田塾 | 授業をせず、参考書での自学自習を毎日の宿題と毎週のテストで管理 | 大学受験の英語学習と並行して進める形。英検の扱いは校舎で相談 | 自分のペースで参考書を進めたい高校生 |
| トフルゼミナール | 英語専門。プロ講師の授業とチューターによる学習管理 | 中高生向けに英検準1級・2級の直前対策講座がある | 短期間で集中して対策したい中高生 |
| 馬渕教室(個別指導) | 講師1人に生徒2人が基本。1対1も選べる | 英検対策コースで5級〜準1級に対応 | 関西圏で通える個別指導を探している人 |
料金はコースや校舎によって異なります。必ず校舎への問い合わせや無料相談で確認してください。
塾選びの前に知っておきたい英検準1級の試験内容
英検準1級は、英検協会が「大学中級程度」を目安とする級です。塾を選ぶ前に、どの技能の対策が必要かを確認しておきましょう。
| 試験 | 内容(2026年度) |
|---|---|
| 一次・リーディング | 31問(短文の語句空所補充18問・長文の語句空所補充6問・長文の内容一致選択7問) |
| 一次・ライティング | 英文要約(60〜70語)と意見論述(120〜150語が目安)の2題 |
| 一次・リスニング | 約30分・29問。放送はすべて1回 |
| 二次・面接 | 約8分。自由会話、4コマのイラストを使ったナレーション、4つの質問 |
筆記(リーディングとライティング)の試験時間は90分です。語彙のレベルが高く、ライティングと面接では自分の意見を英語でまとめる力が求められます。
なお、英検協会は現在、級別の合格率を公表していません。「合格率は〇%」という数字を見かけても、公式の最新値ではない点に注意しましょう。面接の流れは英検準1級の二次試験の流れと対策で詳しく解説しています。
武田塾:参考書での自学自習を徹底して管理する
武田塾は「授業をしない」ことを掲げる個別指導塾です。自分に合った参考書を完璧にすることを勉強法の中心に置いています。
指導のスタイル
公式サイトによると、毎日の宿題を指定し、毎週のテストで内容が身についているかを確認します。授業で説明を聞くのではなく、参考書を自分で進め、その進み具合を塾が管理する形です。
公式サイトの案内は大学受験が中心です。英検準1級の対策をどのように組み込むかは、校舎の無料受験相談で確認するとよいでしょう。
社会人向けの武田塾English
社会人向けには、パーソナル英語コーチングの「武田塾English」があります。英検コースがあり、1級まで対応すると案内されています。オンラインでも受講できます。
武田塾が向いている人
参考書を自分のペースで進めたい人や、管理されながら自習の習慣をつけたい人に向いています。一方、先生の説明を授業で聞きたい人には、ほかの形の塾が合うかもしれません。
トフルゼミナール:英語専門の英検直前対策講座
トフルゼミナールは1979年創立の英語専門の教育機関です。英検だけでなく、留学や大学入試に向けた英語の講座も開いています。
英検準1級の対策講座
中学生〜高校生向けに「英検直前対策講座」があり、準1級・2級対策と1級対策に分かれています。プロ講師の授業とチューターの学習管理を合わせ、1週あたり約10時間(560分)の学習時間を確保する内容です。
期間は2週間か3週間から選べます。長期の対策コースや、個別指導と組み合わせたカリキュラムにも対応すると案内されています。
チューターによるサポート
トフルゼミナールでは、大学入試や難しい英語資格試験を経験した卒業生がチューターとして学習をサポートしています。通学が難しい場合は、オンラインでフォローを受けることもできます。
トフルゼミナールが向いている人
試験前に短期間で集中して対策したい中高生や、英検の先に留学や英語資格試験を考えている人に向いています。料金は公式サイトに掲載がないため、校舎に問い合わせましょう。
馬渕教室:個別指導の英検対策コース
馬渕教室は、兵庫・大阪・京都・奈良・滋賀に教室がある関西の塾です。個別指導コースの中に、小1〜高3を対象とした「英検対策コース」があります。
英検対策コースの特徴
英検対策コースは5級から準1級までを対象としており、個別指導コースの全校で開講しています。教材として「ELST®」を使うと案内されています。
また、馬渕教育グループは英検協会と「英検プラチナパートナー塾」の関係を結んでいます。これにより、プラチナパートナー塾向けの特典を生徒が利用できると説明されています。
個別指導の形
馬渕の個別指導は、講師1人に生徒2人の「1対2」が基本です。1人が問題を解いている間にもう1人に解説する形で、演習と解説を繰り返します。
目的や状況に合わせて、講師と1対1で学ぶマンツーマンのコースも選べます。双方向のオンライン個別指導も用意されています。
馬渕教室が向いている人
関西圏で通える個別指導塾を探している人や、学校の勉強・受験対策と英検対策を同じ塾で進めたい人に向いています。
英検準1級の塾選びで確認したいポイント
塾の名前だけで決めず、準1級で必要な対策に対応しているかを確かめることが大切です。体験授業や無料相談では、次の点を質問してみましょう。
- 準1級に対応した教材や講座があるか
- 要約と意見論述の答案を添削してもらえるか
- 二次試験(面接)の練習ができるか
- 通える範囲に校舎があるか、オンラインで受けられるか
- 授業料や教材費などの費用はいくらか
特にライティングと面接は、自分だけで答案や話し方を客観的に評価するのが難しい技能です。準1級の対策では、添削や練習相手を確保できるかが塾選びの大きなポイントになります。
通える範囲に合う塾がない場合は、オンラインの選択肢もあります。たとえば英検に特化したマンツーマン指導なら、準1級の要約や面接の練習を自宅から受けられます。
通信講座やオンライン講座と比べたい場合は、スタディサプリ・進研ゼミ・Z会の英検準1級対策の比較や英検準1級講座の比較も参考にしてください。
塾と自習を組み合わせる勉強法
英検準1級に必要な語彙や読解の量は多く、塾の時間だけでは足りません。塾で学んだ方法を自習で繰り返すことで、力が定着しやすくなります。
語彙と長文は毎日少しずつ
語彙は準1級向けの単語帳を1冊決め、毎日繰り返しましょう。単語帳選びは英検準1級の単語帳ランキングが参考になります。長文は過去問を使い、1日1〜2題を丁寧に読む習慣をつけると効果的です。
ライティングは添削を受ける
要約と意見論述は、週に1本ずつでも書いて添削を受けるサイクルを作りましょう。塾の講師に見てもらえるなら、積極的に活用するのがおすすめです。
リスニングは過去問の音声で
英検公式サイトでは、過去1年分(3回分)の過去問とリスニング音源が公開されています。スクリプトで確認しながらシャドーイングをすると、面接で話す力にもつながります。全体の進め方は英検準1級の合格戦略で確認できます。
まとめ:自分に合う学び方の塾を選ぼう
武田塾・トフルゼミナール・馬渕教室は、それぞれ違う形で英語学習をサポートしています。
- 武田塾:参考書での自学自習を管理してほしい人向け。英検の扱いは校舎で相談
- トフルゼミナール:中高生向けの英検直前対策講座で短期集中したい人向け
- 馬渕教室:関西で個別指導の英検対策コースを受けたい人向け
講座の内容や料金は変わることがあるため、最新情報は各塾の公式サイトや無料相談で確認してください。英検の日程や検定料は英検公式サイトで確認できます。
近くに合う塾がない場合や、自宅で効率よく対策したい場合は、英検専門のオンライン英語スクール Jumpstart Englishも選択肢の一つです。完全マンツーマン・完全オンラインで、準1級を含む英検全級の対策に対応しています。
